鮮度にこだわり、受注後焙煎

厳選したコーヒー豆だけを、鮮度にこだわり受注後に焙煎

Telu’s coffee roastery

ここ5年くらい、価格改定と言えば「上昇」の改定ばかりです。

コロナ禍が収束する頃にブラジルで霜の被害があり、相場がかなり上昇しました。

まだ、インフレの気配もしていませんでしたし、円相場も安定していました。

参考のために2021年8月分と2026年8月分の見積もり(スタンダード品)を載せておきます。

コロナ禍後から5年後。

下にある相場の影響、為替の影響、色々ひっくるめてスタンダードで3倍ぐらいになってます。

かなり急激な変化だと思います。

あと、2026年8月末ごろのNYアラビカ種の相場状況も載せておきます。

相場については、グラフを見てもらったら一目瞭然。

さまざな要因で上がっています。

インフレもあるし、需要の拡大もあるし、天候不良による収穫高の減少もあります。

戦争の影響もあるし、そのための肥料の高騰もあるでしょう。

なかなか、以前のような相場に戻ってません。

また、5年ほどを顧みると、「コーヒー豆の生産地域は、昔のように貧しい国ではなくなってきている。」と言えると思います。

例えば、エチオピアでは建設ラッシュと都市化が進んでいます。

物価も為替自由化により、すでに日本と同水準らしいです。

若者層中心の労働市場は成長が続き、コーヒー産業でも生産者の直接輸出や、高付加価値品の拡大が進んでいます。

都市部では自家焙煎店やカフェ文化も急成長しているそうです。

これからAIが登場してくると、ますます拍車が掛かってきそうです。

それこそ10年ほど前のエチオピア イリガチャフ G-2あたりは、もの凄く使い勝手の良い豆でした。

G-1が、それほど流通していない時代です。

ただ、現状のエチオピアなどの状況見れば、コーヒー豆の生産国は貧しいという概念は捨てなければいけません。

AIの登場で、かつての途上国と先進国の差が縮まってくるというか、若い労働力を考慮すれば追いつかれ、追い抜かれる時代が来るかもしれません。

相場で動くスタンダード品はわかりませんが、プレミアムやスペシャルティは、相場を参考にしながらも個別交渉ですから、以前のような安値には戻らない気がします。

為替相場が円高になれば、その分は安くなります。

しかし、元の生豆価格は国の発展状況を考えれば上昇傾向で間違いないと思います。

私も5年ほど前は、すぐに元の価格に戻るだろうと考えて、売値をしばらく放置していた時期もありました。

しかし、これだけ何もかもが上がってきたら、売値も変えていかないと直ぐに採算が合わなくなります。

経済の理論上は、「需要が増えるから価格は上がる。」が基本です。

今の価格上昇はコストプッシュ型なので、改定のたびにドキドキしています。

今のような状況で価格を上げたら、売れる数が減るリスクは常にあります。

とても良い状態ではありません。

正しい、正しくないを置いといて、売れるから価格が上がるという状況は、バブル経済前で終了しているような気がします。

それ以降はデフレになり、コストプッシュ型のインフレです。

本当の好景気を知らない世代が増加しているというのが、日本の状況だと思います。

コストプッシュ価格に、経済力、賃金上昇が追いついてくれればいいのですが。。。