鮮度にこだわり、受注後焙煎

厳選したコーヒー豆だけを、鮮度にこだわり受注後に焙煎

Telu’s coffee roastery

2021年8月を基準にして考えてみます。
これはちょうどコーヒー生豆の価格が安定していた時です。
コロナ禍で延期になった東京五輪が開催された時です。
コロナ禍を経て、ロシアのウクライナ侵攻前です。
ブラジルで霜の被害があり、そろそろコーヒー生豆が値上がりが始まります。
その後、書いたようにロシアによるウクライナ侵攻、インフレ、円安など多々値上がりの要因のもとで、現在に至ります。
そこで、2024年4月の生豆価格の現状を整理したいと思います。
当方扱いはないのですが、ブラジルのスタンダート品ブラジルNO.2は70%以上の価格上昇になっています。
改めて見ますと、凄い上昇率です。
その上のクラスのプレミアムからスペシャルティは、30%から50%の上昇です。
地域的にどこというのではなく、どこもかしこも上がっています。
ここ最近では為替の円安の要因もかなりあります。
大体2021年8月頃は1ドルが109円から110円です。
ちなみに2024年4月17日では1ドルが154円台です。
4割程度円安になっています。
実際数字だけ見ますと、コーヒー業界はよくやってきていると感心します。
当方だけではなく、他社のコーヒー豆の販売価格を見ても思います。
しっかりと価格転嫁出来ていないというか、遠慮しながら、少しずつ価格転嫁しているのが痛いほどわかります。
実際に景気がよく、需要が増えているなら、遠慮なく価格を上げれますが、コストプッシュですから、それもよくわかります。
4月17日の現状をみても、米国、欧州を中心としたインフレは収まっていません。
戦争も終わっていません。
なおかつ円安はどんどん進んでいる状況です。
為替だけでもどうにかならんもんかと思いますが、これが一番の癌になりつつあります。
いつまで難儀が続くのでしょうか?